平和祈念集会

◆平和祈念集会の開催にあたって

 1945年(昭和20年)8月7日、当時日本最大級の軍需工場「豊川海軍工廠」が米軍の爆撃を受け、動員学徒として徴用されていた我が豊橋東高校の前身である豊橋市立高等女学校と愛知県立第二中学校の、多数の生徒たちの尊い命が奪われました。第二次世界大戦を通して学徒動員中に戦争の犠牲になった高女・二中の生徒と引率教師の数は実に97名に及び、さらに豊橋空襲においても多くの尊い命が戦争の犠牲となりました。

 本校においては、戦後50年の節目の1995年(平成7年)に平和祈念碑「若葉の祈り(同じ空)」を建てて戦争犠牲者の霊を慰め、合わせて世界の恒久平和を祈念してきました。しかし、如何せん70年という長い年月の経過は、戦争が引き起こした不幸や困難を徐々に忘れさせつつあります。  

 本校では、豊川海軍工廠空爆の8月7日を全校出校日と定め、平和祈念碑「若葉の祈り(同じ空)」前において戦没者の御霊に哀悼の誠をささげるとともに、世界恒久平和を祈念して、生徒会主催による『世界平和祈念集会』を実施いたします。  

 私たちは、我が校として決して忘れてはならない痛恨の歴史を、皆さまとともに記憶にとどめ、世界恒久平和の実現を訴えてまいります。

◆平和祈念集会の様子